【自然栽培】初心者でも失敗しない「トマト苗選びのコツ」と「トマトの定植方法」

自然栽培(無農薬・無肥料)で家庭菜園をしている、ののの農園のかとうまさやです。

本記事は、自然栽培でトマトを育てる場合の、苗の選び方と定植方法をお伝えします。

「そもそもどういう苗を買えばいのかわからない」
「苗選びのポイントがあったら教えて欲しい」
「トマトの苗を購入したけど、どうやって植えればいいのかわからない」
「せっかくの苗だから失敗せずに植えたい」

と言う方の解決ができればうれしいです^^

 

 

【自然栽培(無農薬・無肥料)】初心者でも失敗しないトマトの苗の選び方

まず、トマトの苗選び。
大玉、中玉、ミニトマト、いずれもだいたい長さ20cmくらいのを選びます。

これは中玉トマト メニーナ

自然栽培では小さめの苗を植えて、畑で大きく育てることが多いです。
なので20cmくらい。

理由としては、無肥料なので肥料で大きくすることができないので、野菜が根っこを伸ばしやすい時期に植えて、自らの力で大きくなってもらいます。
若い苗の方が土になじみやすいって言っている方もいます。

なので、大きくなりすぎている苗は、ポットの中で根っこがグルグルと回って老化してしまい、畑に定植した後に成長できる力が弱まってしまっている可能性があります。

ということで、自然栽培で育てるなら20cmくらいの大きさの苗を選びましょう。

まあ、でもトマトは比較的強いので、多少大きくても徒長(*1)していても大丈夫だとは思います。
あと、有機栽培で肥料を入れるのでしたら、多少大きくても大丈夫だと思います。

*1徒長とは、作物や茎・葉や植木の枝がむだに伸びること

避けたほうがいいのは、すでに実が付いているものと葉っぱが黄色くなっている苗。
これらの苗は、植え付け後の成長はよくないと思うので、避けましょう。

オススメのトマトの品種は、大玉だとアロイトマト(固定種)か世界一トマト(固定種)。
中玉トマトだと、メニーナ(F1)。
ミニトマトだと、ステラミニトマト(固定種)です。

苗もネットで買える時代なんですね〜

知り合いの農家でも固定種・在来種の苗の販売をしていますので、欲しい方は問い合わせてみてください。
・小島農園さん(@埼玉県飯能市)
2019年 固定種野菜の育苗サービスと苗販売のご案内  

・ふうわりオーガニックファームさん(@埼玉県日高市)
HP

 

  

【自然栽培(無農薬・無肥料)】トマトの苗の定植時期は4〜5月(埼玉基準)

トマトの苗の定植時期としては、4月〜5月がいいでしょう。(埼玉基準)
家庭菜園だと5月に入ってからがベストだと思います。

理由は、4月だとまだ朝晩が寒いので、苗が枯れます。
実際にぼくも防虫ネットのみで定植してみたら、案の定1株枯れちゃいました↓ 笑

4月14日に定植したトマトの苗 4月20日の様子

このような失敗をしないためにも、トマトの苗を4月中に定植する場合は、ビニールトンネルでおおうと寒さを防げます。

しかし、難点としては、天気のいい日は、日中の温度が上がりすぎるので、朝晩で開け閉めしたほうがいいってこと。
農家だったら晴れている日は毎日開け閉めしているのですが、家庭菜園だと無理ですよね。

ぼくは、防虫ネットで少しは温度上げれるんじゃないかと思って、ネットにしたのですが、見事に枯れました!笑
なので、4月に植える場合は防虫ネットはオススメできません。

他の方法としては、試したことはないのですが、肥料の袋を筒状に切って被せてあげるといいかもしれません。
よく家庭菜園やっている畑で見かけますので、家庭菜園やっているひとの方が詳しいかも。

それも無理だと言うのであれば、5月に入ってから定植するのが安心です。

 

 

【自然栽培(無農薬・無肥料)】トマトの苗│定植準備

トマトの苗

トマトの苗を植える前の準備としては、畑の準備と苗の給水とで2つあります。

畑の準備は、耕し畝を作ります。
トマトは水はけを良くしたいので、なるべく高畝がいいです。
目安として30cmくらい。

あとぼくは、地温を上げるためと草対策のためにビニールマルチを張っているのですが、好きじゃないひとは張らなくても大丈夫です。

自然栽培なので畑には肥料は入れません。
注意したいのは、未分解のものが入っていると、生育がうまく行かないので、あるなら取り除きましょう。(虫とか発生しやすい)

  

苗の準備としては、定植の前日にたっぷりと水やりをしておきましょう。
意外と下まで浸水していなかったと言うこともあるので、じゃぶじゃぶになるくらいあげても大丈夫です!

もし前日に水やりできなくても、当日にしっかりと浸水させれば間に合います。急いでいる場合は、上からと下からとの両方から水を吸わせて上げると早いですよ!

ぼくは当日にバケツの中に水を張って、下からの浸水と上からジョーロで水を吸わせました。この場合、1時間くらいは浸水時間をとったほうがポットの中までしっかりと水が入り込みます。

バケツで浸水

あとは、草取り。
苗には雑草が生えていたりするので、植え付ける前に取り除きましょう。
これを残したままでいると、あとでワッサワサーっと大変なことになります。

←草取り後  草取り前→

 

 

【自然栽培(無農薬・無肥料)】トマトの苗│定植

そして、準備が整ったらトマトの苗の定植です。

ぼくは株間60cmで定植していますが、本を見ると50cmとか90cmとかひとそれぞれです。
どれがいいのかわからないと思いますので、まずはとりあえず60cmでやってみて翌年からは好みの株間に微調整してもいいと思います。

まずは、60cm間隔に印をつけて、その場所の土を掘り出して苗を植えます。

ぼくは2回くらいを目安に土を掘ります。

これだけじゃまだ狭いので、少し手で穴を広げて苗が入れるスペースを作ります。
そしてトマトの苗を定植します。

トマトの苗は慎重にポットから出します。
右手でポットを持ち、左手はトマトの苗を二本指で挟みます。

そのままひっくり返してポットを抜きます。

この時に、しっかりと浸水していないとボロボロと土が崩れますので、浸水はしっかりと!

そのまま、先ほど掘った穴に苗をゆっくりとおきます。

あとは、掘り出した土を上から被せ、足りないようだったら脇から持ってきてかけます。
軽く、土を抑えて完了です。

4月14日定植

ちなみに、トマトの苗を寝かせて植える方法もあるようですが、結果はあまり変わらないと言うのを聞いたことがあるので、うちは普通に縦に植えています。

*定植後は苗の自立のためにも水やりは一切しません。
なので、植え付ける前にしっかりとポットに吸水させてあげてください。

今回4株植えて、こんな感じ↓
*一番左(手前)はこのあと枯れました。汗

4月中に植える場合は、防虫ネットだと枯れるのでやめましょう。

 

 

補足

あと、できれば風で苗が倒れないように補助として割り箸などで支えてあげると、安定します。
割り箸は、大きな支柱を差す前に抜けばOKです。 

 

 

【自然栽培(無農薬・無肥料)】トマトの苗選びと定植方法│まとめ

以上で、自然栽培でのトマトの苗の選び方と定植の方法をお伝えしました。

自然栽培のトマト苗は、20cmくらいの大きさを選びましょう。
定植方法は、事前にしっかりと水を含ませて、植えましょう。

4月中に定植する場合は、ビニールトンネルが必須です。
家庭菜園の場合は5月中に植えると、寒さの心配がなくて良いでしょう。

5月に入ると、苗を購入するひとが一気に増えると思うので、ぜひ参考にしていただければうれしいです^^

あと、定植後は放置するのではなく、定期的に様子をみてあげてください。
大きくなってきて、倒れそうになったら支柱を立てて、誘引&芽かきしてあげます。

誘引&芽かきについては、また今度書きます!

【自然栽培】レタスの家庭菜園は、直播することで、間引き菜も楽しめます♪

  

【参考書籍】

  

  

  

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